2006年度(第48回)日本女子アマチュアゴルフ選手権競技は22日、鷹之台CCでマッチプレー1回戦と2回戦を行い、ベスト8が決定した。宮里美香、森桜子、森田理香子らが準々決勝進出を決めた。
2年ぶり優勝を狙う宮里美香(オリオン嵐山)はじめ高校生の森桜子(扶桑)、森田理香子(京都学園高)、大津くるみ(熊本)がベスト8へ。18歳の服部真夕(鳴海)、19歳の中村香織(滋賀県連盟)と10代が6人を数えた。
21歳の室井勝利子(筑紫ヶ丘)に加え28歳のママさん選手、河北さやか(ニューキャピタル)がマッチプレー実施以来、ベスト8進出の最年長記録を5歳上まわる健闘を見せた。8人は日本女子オープンの出場権を獲得した。
優勝候補の原江里菜(東北福祉大)、吉田弓美子(東名厚木)、若林舞衣子(開志学園高)、金田久美子(クラーク記念国際高)、そして前年2位の山本知佳(棚山)は敗退、優勝争いは混戦。23日は準々決勝4試合と準決勝までを行い、24日に36ホールマッチプレーによる決勝戦が行われる。
宮里は、新井麻衣との2回戦を20ホールに及ぶ延長戦で勝利を収めた。1ダウンで迎えた18番で8メートルのバーディーパットを決め、どたんばで追いつき延長2ホール目でようやく突き放す苦戦だった。「前半3アップしながら自分から崩れた。チャンスのパットが入らず一方的に崩れた。我慢すればなんとかなるとがんばった」と胸をなでおろした。「微妙にショットを乱し、アプローチもパットも悪かった」のが苦戦の原因と反省する。それでも「マッチプレーは何が起こるかわからない。その日のコンデションしだいでみんなに勝つチャンスがある。ショットを修正して良いゴルフをしたい」と前向きだった。
ナショナルチームの強豪が次々と姿を消す中、宮里が苦戦しながら勝ち上がった。沖縄勢の5連覇がかかるプレッシャーもあるが、04年大会を14歳8ヶ月の最年少優勝記録で勝った自信が日本女子アマチュアゴルフ界のホープを支えている。
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