第1ラウンドで唯一人のアンダーパーとなる70で首位に立った宮澤亜衣。第2ラウンドも危なげないプレーで完全優勝を果たした。
昨年大会では、優勝を期待されながら、3位タイに終わっている。心中に期するものがあったのだろう。他の選手がスコアメークに苦しむ中、4バーディー・4ボギーにスコアをまとめ、悲願の日本ジュニア制覇を成し遂げた。昨年の成績が認められ、今年からナショナルチームの育成部員となった。「育成部員として絶対に勝ちたかった」と心情を吐露した。身長148センチと小柄ながら、ドライバーの平均飛距離は240ヤード。ゴルフを始めた頃に父親に1日1000球の練習を課せられ、実直にその言葉に従ったの
が、現在の宮澤の基礎を作った。「ゴルフを始めた頃は、正直に言って練習が嫌になったこともあります。でも、いまでは父親に感謝しています」この優勝は、宮澤を支えている家族に贈る大きなプレゼントとなった。
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