今年、鹿島学園高校から東北福祉大学に進学した亀井が6バーディー・2ボギー66、4アンダーパーで単独首位に立った。
インスタートの亀井は11番(445ヤード・パー4)をボギーとしたが、13番(155ヤード・パー3)で7メートルのバーディーパットを決めて、流れを引き寄せた。続く14番(415ヤード・パー4)で3メートル。17番(458ヤード・パー4)でも3メートルを沈めて、前半を2アンダーパー33で終えた。ドライバーショットとパットが好調な亀井は、後半も3バーディー・2ボギーとスコアを伸ばし、大学の先輩、池田勇太に1打差をつけて首位に。
「今日は、ドライバーショットが良かったです。アイアンショ
ットも満足できる内容でした。でも、一番良かったのはパットですね」と今日のラウンドを振り返った。亀井は、関東学生に続く高麗芝のグリーンに対応するため、エースパターを急遽、弾きが良いパターに入れかえた。これが功を奏し、今日のパット数は28。好スコアの要因となった。「江戸崎CCは、この試合で初めてのプレーとなります。距離が短いホールと長いホールとのメリハリがありますね。でも、ドライバーショットが曲がらなければ、好スコアが期待できます」と笑顔をみせた。
亀井は、中学時代に日本ジュニアで優勝した経歴を持っている。高校時代は、2004年に高校選手権で優勝したものの、同年代の伊藤勇気の影に隠れがちだったが、本選手権で実力の片鱗をみせた。「今日のスコアには、満足していますが、あと2ストロークは伸ばせたと思います。8番ホールで1.5メートルのバーディーパットを外したりしていますので…」と貪欲だ。「初出場ですが、特に緊張はしませんでした。優勝は、内心狙ってます」と不敵に話した。
《亀井美博プロフィール》
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