ショットに復調の兆しが見えてきた伊藤は、前半を4バーディー・1ボギーと3ストローク伸ばすと、後半も攻めのゴルフで14番を終えた時点でこの日5アンダーパーと順調なプレーを見せていた。
しかし、落とし穴は15番(450ヤード・パー4)だった。このホールのティーショットを右に曲げ、球は木の根元に。なんとか3オンをしたものの、まさかの3パットでダブルボギーを叩いてしまう。ここからリズムを崩した伊藤は、残り4ホールで2ボギーとスコアを落とした。
「ショットは、大分良くなってきて前半良いリズムでプレーをしていましたが、15番でボギーに抑えられなかったのが悔しい」と表情を曇らせた。首位の池田とは9打差。初出場初優勝は遠ざかっているが、「とにかく明日は、1打1打を大切に。諦めずに良いショットを続けてスコアを伸ばしたい」と微かな希望にかける思いを語った。
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