昨年、初出場ながら2位タイと健闘した関舞。この日は、5バーディー・2ボギー・1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら、1アンダーパー71にスコアをまとめ4位タイと好位置につけた。
スタート前に関が立てた作戦は「このコースは気を抜くとボギーもダブルボギーを打ってしまう。距離の短いパー5でバーディーを奪って、スコアを伸ばす」というもの。1番でいきなりボギー発進となった関だが、「このパー3は距離も長くて難しい。ボギーでも仕方がない」とショックは無く、続く最初のパー5となる2番ですぐにバーディーを取り返す。4番で再びボギーとしたものの、6、7番の連続バーディーとし、1アンダーパーで後半に入った。関
の不安が的中したのは12番(385ヤード・パー4)。ティーショットを右の林に入れて3オンとした関は、痛恨の3パットでダブルボギーを叩いてしまった。「12番のダブルボギーは焦りました。でも、残り2ホールあるパー5でスコアを伸ばせれば」という思いとおり、13、17番(462ヤード・パー5)で計算通りのバーディーを奪ってみせた。関のこの作戦は、日頃の練習に裏打ちされたもの。「自分は短いアプローチが下手なのです。この1年は30ヤードの距離感を自分に植え付ける練習に重点をおいてきました」という関は、4ホールあるパー5で3バーディー。そのうち2バーディーが残り30ヤードの3打目を確実に寄せたものだった。
「昨年は初出場で2位タイに入れましたが、それがラッキーだったとは思わせたくありません。昨年より順位を落としたくありません」と強気に語った。
|