第1ラウンドでトップに立った清水勇は、10番ホールからのスタート。前半は13番でバーディーを奪ったが18番をボギーとし、イーブンパーでハーフターン。後半は2番でボギーが先行する嫌な流れになったものの、根気強くパーをセーブして迎えた5番(パー5)でバーディーとすると、続く6番で連続バーディーを決め、1アンダーパー71でホールアウト。出場選手中唯一人のアンダーパーをマークして、単独首位に立った。清水は、ミッドシニアに4年連続出場。初出場の2003年大会では、2位タイ。2004年大会で7位タイ、昨年大会は10位タイと上位成績を収めている実力者。その実力通りのプレーを見せて、出場4回目にして初の単独首
位に。一昨年、昨年大会も第1ラウンドは2オーバーパーと好位置につけながら、第2ラウンドに77と崩れて順位を落としているだけに、「今年こそは」の思いがあるだろう。
また、2位につけた粂田は本年がミッドシニア初出場。4バーディー・4ボギーと出入りの激しいゴルフながら、パープレーにスコアをまとめた。粂田は2004年の日本シニアで57位の成績を残している。26歳から始めたゴルフ歴は、39年。現在のドライバー飛距離は230ヤード。初出場者が有利なミッドシニアだけに、明日の逆転が期待される。
なお、ディフェンディングチャンピオンの今田幸雄(浜松CC・69歳)は、14番から5連続ボギーを叩くなど乱調で1バーディー・10ボギー・1ダブルボギーの83で48位タイと低迷。また、日本シニア2連覇(1997、1998年)の実績を持ち、昨年大会でプレーオフの末に2位タイとなった三浦哲生(栗駒CC・69歳)は、4オーバーパー76と、こちらも日本シニア2連覇(1999、2000年)の尾藤牧衛(島原CC・67歳)とともに4位タイと好位置につけている。
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