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競技報告
三宮藏が通算+6で逆転初優勝
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
第1位 三宮 藏
第2位 安田寛一
70歳以上の男子アマチュアゴルファーが出場する本選手権。2日間36ホールのプレーは体力的にも厳しく、しかも、この日は気温14度と寒さが選手の体力を奪っていく。優勝争いの精神的なプレッシャーもある。出場選手を苦しめる要素は、数え上げればきりがない。しかも、グリーンは、ナショナルオープンにも匹敵するコンディション。プロの試合でいわれる“パット・イズ・マネー”という言葉の通り、プレッシャーに打ち勝ち、勝負ところのパッティングを決めた三宮藏(小野GC・73歳)が本選手権を制した。10番スタートの三宮は、ショットが乱調で前半で5ボギーと苦戦。初優勝が遠のいたと思われたが、後半の3、4番の連続バーディーで
第3位 山本英弥
息を吹き返した。8番こそボギーとしたが、後を追う選手もスコアを崩し、嬉しい初優勝を手中に収めた。三宮は、練習ラウンドをせず体力を温存。ぶっつけ本番で本選手権に臨んだが、高い適応能力で難グリーンをいち早く攻略した。「この2日間は、パッティングに助けられた。練習ラウンドはしなかったが、パットは大事に打とうと思っていた。ショットの調子はあまり良くなかったが、ダブルボギーだけは打たないように気をつけていた。コースコンディションが素晴らしく、キャディーのアドバイスも的確だった」と初優勝の感激を語った。

1打差の2位に入ったのは、この日のベストスコア74をマークした安田寛一(呉羽CC・70歳)。15位タイスタートの安田は、強風に苦しみショットを乱し、6ボギーを叩いたが、4バーディーを奪う粘りのゴルフで、初出場ながら2位と大健闘を見せた。「今日は、寒さと風に悩まされました。このコースは、グリーンが難しい。特に下りのパットを残したとき、気を抜くとすぐに3パットとなってしまう。コース攻略を考えさせられるコースでした。伸び伸びとしたプレーは出来ませんでしたが、4バーディーを獲れたので、帳消しだね」と初のグランドシニアを終えて、満足げに語る。安田は、元陸上選手。昭和39年に開催された東京オリンピックにも出場し、出身県で開催された2000年の富山国体では夫人の恭子さんとともに最終炬火走者の大役も果たした。2日目の粘りは、陸上選手時代に培った体力が大きな役割を果たしたのかも知れない「雪国の富山では、冬の間はゴルフが出来ません。春までは、富山県のジュニア育成事業に協力します」と、次代のゴルファーの育成にも積極的な一面を見せた。

ディフェンディングチャンピオンの山本英弥(知多CC・71歳)は、第1ラウンドの出遅れが響き、通算8オーバーパーの3位と連覇はならなかった。13番でバーディーが先行し、11位タイから逆転優勝を果たした昨年大会の再現なるかと思われた。しかし、14番で痛恨のダブルボギーを叩き、流れが止まる。その後、確実にパーセーブを続けたが、18番と3番の2ホールでボギーを叩いて、連覇の夢は潰えた。「調子自体は、あまり良くなかった。最後までグリーンに悩まされた。フィーリングが合わなかったのは敗因」と悔しさをかみ殺していた。

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