兵庫県で開催されている第61回 国民体育大会のゴルフ競技が10月6日(金)、開幕した。成年男子の部(宝塚ゴルフ倶楽部・旧コース)は、愛知県と徳島県、少年男子の部(宝塚ゴルフ倶楽部・新コース)は茨城県、女子の部(大宝塚ゴルフクラブ・西コース)は、岐阜県がそれぞれ首位に立った。
【成年男子の部】
成年男子の部の団体戦で首位タイに立ったのは、昨年4位の愛知県と13位タイの徳島県。愛知県は、JGAナショナルチームメンバーの飯田耕正が69とチームを牽引すると、大谷俊介も69、花岡和典71でチームトータル209。一方の徳島県は、尾崎竜二が6アンダーパー64の出色の出来で個人戦首位に立つ活躍を見せて首位タイスタートと躍進した。
首位と3打差の3位タイには宮城県(亀井美博、中道洋平、土屋陽平)と石川県(若山裕一、表崇宏、堀信義)がつけている。昨年大会優勝で地元開催となった兵庫県(小黒貴志、後藤太志、丹羽俊一)は、全員がオーバーパーと奮わずチームトータル223ストロークで23位タイと大きく出遅れた。なお、個人戦は、6アンダーパーの尾崎を1打差で土屋陽平、さらに2打遅れて日本アマベスト8の木下裕太(千葉県)が追う展開となっている。
【少年男子の部】
成長著しい高校生が出場する少年男子の部。団体戦で首位に立ったのは、JGAナショナルチームメンバーの永野竜太郎を擁する茨城県。永野がパープレー71でホールアウトすると、本年、英国で開催されたジュニアオープンゴルフ選手権の日本代表にも選ばれた前粟蔵俊太が2アンダーパー69で個人戦首位タイとなる好スコアをマーク。8月の日本ジュニアで3位入賞を果たした大槻智春こそ73を叩いたが、2位の福岡県(松岡勇作、重永亜斗夢、尾方友彦)に2打差をつけるチームトータル213ストロークで単独首位に立った。首位と11打差の3位には、埼玉県がつけている。個人戦は、日本アマベスト32の森本雄(宮城県)が同じく日本アマベスト32の片岡大育(香川県)、前粟蔵とともに2アンダーパー69で首位タイに。日本ジュニア優勝の前田男(埼玉県)は、3オーバーパー74とスコアを崩し、16位タイと出遅れた。
【女子の部】
これまで成年女子と少年女子の2種別で争われていた本部門が、本年から競技種別が変更され、各県とも3人の代表選手のうち1名が少年女子が加わることになった女子の部。首位に立ったのは、服部真夕、土岐香織、本多弥麗がメンバーとなった岐阜県。服部が70でホールアウトすると、土岐が72、本多が73とスコアをまとめ、チームトータル215ストロークとし、2位の京都府(櫻井有希、森田理香子、園田絵里子)に1打差をつけた。個人戦は、地元兵庫県の香山麻央が阿部悠(新潟県)櫻井有希らとともに69で首位に立っている。先の日本女子オープンゴルフ選手権競技でローアマチュアを獲得した若林舞衣子(新潟県)は70でホールアウトし、新井麻衣(福井県)らとともに6位タイにつけている。
《第1日成績はこちらから》
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