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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【通算-22の大会最少ストロークでオランダが初優勝。日本は16位タイに終わる】 |
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James Love (カナダ) 最終18番でのイーグルパットが僅かに外れ オランダの優勝が決定的となった |
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伊藤勇気 |
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第25回アイゼンハワートロフィー世界アマチュアゴルフチーム選手権は29日、南アフリカ・ケープタウンのDe Zale GC/Stellenbosch GCで最終ラウンドが行われた。優勝争いは、首位スタートのオランダと3位タイのカナダが最終ホールまで1ストロークを争うデッドヒートとなった。カナダに3打差をつけてスタートしたオランダは、前半、初優勝を目前にしたプレッシャーからかスコアを伸ばせず、9番でカナダに並ばれた。後半の10番では、カナダに逆転を許し、迎えた15番。オランダのJoost Luitenがサンドウェッジで打った残り93ヤードの2打目を直接放り込むチップインイーグルで、先行するカナダに
1打差に迫ると、Luitenは続く16番で4メートル、17番でもバーディーを決め、3ホールで4ストロークスコアを伸ばす驚異的なプレーをみせて、カナダを逆転。最終ホールもバーディーフィニッシュとし、一気にカナダを突き放してチーム通算22アンダーパーでカナダに2打差をつけて、オランダが大会初優勝を飾った。オランダは、これまでの世界アマでの最高順位は94年大会の8位タイ。2001年から専属コーチ3人をナショナルチームに迎え、世界アマ制覇を目指して行ってきた強化方策が5年目にして結実した形となった。なお、通算22アンダーパーは、競技方式が3人のうち2人のベストスコアに変更された2002年以降の最少ストローク記録を更新する驚異的なスコアとなった。後半、オランダを牽引したLuitenは、今年20歳の新鋭。8歳からゴルフを始めたLuitenは、15歳でナショナルチーム入りし、17歳の時にスペインアマ優勝、ドイツアマでは4位の成績を残している。また、個人戦優勝を果たしたのもオランダのWil Besselingだった。Besselingは、この日も70とスコアを伸ばし、通算13アンダーパー。2位のJulien Grillon(フランス)に2打差をつけて、団体・個人の両部門制覇を果たした。Besselingは、4日間アンダーパーを積み重ねる盤石のゴルフを見せた。前回大会でもオランダチームのエースとして活躍し、オランダアマやオランダジュニアなどを制している。
大会4連覇が期待されたアメリカは、ウォーカーカップ代表を2度務めた他、2003年全米オープンローアマチュアにも輝き、兄にUSPGAツアーで活躍するハンクキーニー、妹はプロゴルファーのケリーキニーのゴルフ一家に育ったTrip Kuehneをチームリーダーに、ジョージア大学在学中で全米大学選手権2位のChris Kirk、オクラホマ州立大学に通い全米大学選手権を制したJonathan Mooreの3人でチームを構成。国内トップクラスの選手を揃え、3日目まで順調にスコアを伸ばしてきたが、最終ラウンドは、10番でチームストロークを3打落としたのが最後まで響き、通算19アンダーパーで2位のフランスに続いて3打差の3位に終わった。昨日、チームストロークを12打伸ばして2位タイに浮上したウェールズは、エースのNigel Edwardsの活躍で途中、トップに2打差まで迫る健闘を見せたが、終盤伸び悩み、5打差の4位に終わった。
今大会は、通算アンダーパーのチームが27と過去最多となり、各チームの技術力が向上したことを痛感させれれる大会となった。
17位タイと苦戦が続く日本チームは、トップ10入りを目標に最終ラウンドをプレー。チームとして攻める意識を持って各選手が積極果敢にプレーした。10番ホールからスタートした日本チームは、伊藤勇気が最終ホールでバーディーを奪い、世界アマ初の60台となる69で一矢を報いたが、池田勇太がパープレー、宇佐美祐樹も75とスコアを崩し、通算6アンダーパーの16位タイで世界アマを終えた。ティショット、アイアンショットとも各国の代表選手たちと同等のレベルを持ちながら、最後までパッティングが決めきれず、残念な結果に終わってしまった。
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