2005年大会で明治大学初の2位入賞を果たした田村良海(明治大4年)が、この日のベストスコア66で2位に1打差の単独首位に立った。
田村は、ショットが好調だった。出だしの1番パー5で9番アイアンで打った3打目が直接ピンにあたるスーパーショット。このホールで2メートルのバーディーを決めて、流れに乗った。続く2番ではピン奥からの難しいフックラインのパットを沈めて連続バーディー。8番では10メートルのロングパットを決め、33でハーフターン。後半も14番で2メートル、15番では「寄せるつもりで打った」12メートルのバーディーパットがホールに消えた。17番パー3では8番ウッドのティショットを2メー
トルに寄せて、この日6つ目のバーディー。6バーディー・ノーボギーの完璧な内容で第1ラウンドを首位で終えた。
「普段は、ドライバーショットが荒れるのに、今日はショットの調子も良く、集中してプレーが出来、パーオンも多かった」と笑顔を見せた。「8番でラッキーなバーディーが獲れたので、気分的にも楽になって、後半に繋がった」と話す。距離が短い北六甲カントリー倶楽部・西コースで「バーディー合戦になる」と予想していた田村だが、自分自身のベストスコア70を4ストロークも上回る6バーディーに「こんなに獲れるとは思わなかった」と信じられない表情。「明日もバーディー合戦になると思うので、チャンスがあるところは、獲っていきたい」と攻めの姿勢を強調した。
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