6月に行われた日本女子アマでベスト16入りを果たした川満陽香里(立命館大2年)が、好調なショットで7バーディー・1ダブルボギーの67で首位と1打差2位の好スタートを切った。4番までパーを積み重ねた川満は、5番で30ヤードのアプローチを寄せてバーディーが先行する。7、9番では、ともに1メートルを決めて33で前半を終える。「スタートはボギーだけは打たないように気をつけた。前半の3バーディーは、8番のアプローチがよったりしたラッキーもあったので、あまり気負わず、冷静に後半に入りました」という川満。その言葉通り、10番で6メートルを慎重に沈めてスコアを伸ばしてみせた。しかし、12番でピンチが訪れる。テ
ィショットを左に曲げOB。打ち直しのショットはドライバーから3番ウッドに持ち替えた。残り200ヤードの4打目を再び3番ウッドで5メートルに乗せると、無難に2パットでミスを最小限にとどめた。15番では、2メートルのフックラインのバーディーパットを「ダブルボギーを取り戻すために強気で真っ直ぐ」打って沈める。17、18番では、地元立命館大学の先輩も川満の好スコアを聞きつけ応援に駆けつけると、その姿を見つけた川満は、「良いところを見せようと頑張り」連続バーディーで締めくくった。
本選手権の優勝者には9月に樽前CCで開催される日本女子オープンゴルフ選手権競技への出場資格が付与される。日本女子アマで女子オープンの出場資格を取れなかった川満に、その話しを向けると、「優勝すれば…という仮定の話を考えず、無欲で頑張ります」と、答えた。
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