明治大学のプレーヤーで初の本選手権優勝の期待がかかった田村良海(明治大4年)に不運が襲った。田村は、ラウンド中に足を引きずっていた。原因はマメ。「プレーには影響がなかった」と、健気に話す田村だが、昨日のラウンドからは想像も出来ない乱調振りを見れば、田村の言葉を額面通りに受け取ることは出来なかった。2番でボギーが先行すると、3番パー3では、よもやのトリプルボギー。その後、懸命なプレーで3バーディーを奪うが、足の変調には勝てず、3ボギーを叩く。終わってみれば、この日は3バーディー・4ボギー・1トリプルボギーの76。通算2アンダーパーにスコアを落とし、4位タイに後退した。
「3番のトリプルボギ
ーのあとでもバーディーは獲れていたので、気持ちは落ちなかったのですが、知らず知らずのうちに、リズムに狂いが出て、スウィングのテンポが早くなってしまった。首位は飛び抜けていますが、昨日のラウンドを見てわかる通り、このコースはビッグスコアも期待できるので、明日もバーディーを狙って攻めのプレーをします」と、学生生活最後のビッグタイトル奪取に向け、意欲をのぞかせた。
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