昨年大会では、試合直前に肩を壊し万全の体調では臨めなかった高林由実(中京学院大3年)。今年に、その雪辱を期していたが、川満の圧倒的なスコアに追いつくことは出来ず、10打の大差で2位に終わり、涙を飲んだ。首位と5打差でスタートした高林は、「攻めるしかない」と必死にバーディーを狙っていくが、なかなかスコアを伸ばせない。
3番バーディーの後、7番では100ヤードからの2打目をトップして、バンカーに打ち込むミスでボギーを叩く。しかし、このボギーが高林を発奮させた。直後の8番から3連続バーディーを奪った高林は、前をいく川満を必死に追いかける。しかし、「後半は、ショットが切れて、殆どバーディーチャン
ス」だった高林だが、パットが決まらず、スコアを伸ばせたのは13番だった。14番でも1メートルのチャンスにつけたが、パットをミス。「このホールでバーディーを逃して、流れが悪くなり」15番ではティショットをシャンクしてボギー。
「終始攻めていたつもりでしたが、2ホールぐらい弱気のパットになってしまった」と悔やむ高林は、この日5バーディー・2ボギー69。スコアは伸ばせたが、決して満足のいく内容ではなかった。「今年は、プロテストを受験しました。合格ライン上にいながら、最終ラウンドでスコアを崩して不合格。来年プロテストに再挑戦するためにも、この試合は絶対に勝ちたかった」と2位という結果にも笑顔は見られなかった。
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