12位タイでスタートした幸村淳次が、会心のプレーを見せた。11番でボギーが先行した幸村だったが、14番から3連続バーディーを奪うなど前半で1アンダーパー。後半も4番で1メートル、6番で5メートルの2バーディーを奪い、この日69でホールアウト。通算2オーバーパーに高橋とのプレーオフに駒を進めた。
しかし、プレーオフでは1番ホールの3打目を高橋がピンに絡ませてプレッシャーを受けたのか、ボギーを叩きグランドシニア初優勝が指の間からすり抜けてしまった。それでも、幸村は充実した表情を見せた。「今日は、パッティングに尽きます。気楽にプレーしたのが良かった」と、負けて悔い無しの感があった。
一方
、3位に入賞した浜久晃は、2バーディー・3ボギーの安定したプレー振りが光った。「今日はパッティングが悪かった」という浜は、3つのボギーも“入れ頃外し頃”と言われる距離を決められなかったもの。「これが入っていれば…不満が残る1日」と悔しがる。しかし、最も悔いを残したのは、昨日の後半のプレーだった。11番でダブルボギーを叩くなど40でのプレー。「これが痛かった」と、唇を噛んだ。
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