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競技報告
【1打差2位に高橋、2打差3位タイに飯田がつける】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
高橋雅也
好コンディションに恵まれた第1ラウンド。上位には実力者が名を連ねた。そのなかで本選手権初出場の高橋雅也が1アンダーパーで2位の健闘を見せている。また、2打差の3位タイにつけた2004年大会優勝の飯田耕正が虎視眈々と逆転を狙っている。

高橋は、スタートの10番を無難にパーセーブすると、11番で2メートル、12番(185ヤード・パー3)では6番アイアンで打ったティショットを1メートルにつけて連続バーディー。16番(パー5)も残り140ヤードの3打目を8番アイアンで1メートルにつけて、前半で3バーディーを奪う好発進。「前半はショットが完璧に近かった。グリーンを狙うアイアンの調子が良いので、易し
飯田耕正
いラインのパットを打つことができた」と、前半の好スコアを分析する。ハーフターン後の1番でも好調なショットで130ヤードの3打目を9番アイアンで30センチにつけ、この時点で4アンダーパーまでスコアを伸ばし、独走態勢を築くかと思われた。だが、1日のプレーの中で幾度かの波があるのがゴルフというスポーツ。それまで好調だったショットが2番ホールで1.5メートルのバーディーチャンスを決められなかったことで、途端に良い流れが止まり、それまで好調だったショットが不安定になる。3番では2打目をミスしてこの日初めてのボギーを叩いてしまうと、4番も3パットのミスで連続ボギー。8番ではティショットを池に打ち込み、後半は38でホールアウト。「前半のプレーは自分でもビックリした。でも、後半ティショットが曲がり始めて、ラフから2打目を打つようになってしまい、厳しい展開になってしまった」と1日を振り返った。2位スタートにも「明日も手堅くプレーしたい。ホールの距離が短いからといって、無理をすると、ズルズルとスコアを崩してしまう。大事にプレーすれば、きっと良いことが起きると思う」と、明日の慎重なプレーを誓っていた。

2004年大会優勝の飯田耕正は、コースマネジメントに定評がある。この日も、飯田の狙い通りティショットに3番ウッドと5番ウッドを多用する頭脳的なプレーでパープレーにスコアをまとめ、毛利史郎とともに首位と2打差の3位タイと好位置につけた。飯田は、1番ホールで4メートルを沈めてバーディースタートを切ると、4番で3メートルを決めてスコアを伸ばす。5番ではティショットを右手前バンカーに打ち込むピンチを迎えたが、ボギーでしのぐ。後半も14、15番の連続ボギーはあったが、最終18番で4メートルのバーディーパットを決めて、パープレーにスコアをまとめた。「練習ラウンドで、このコースでティショットにドライバーを使うと、フェアウェイに置くためには林の際など厳しいラインに打ち出さないといけないとわかった。それなら、2打目の距離は残っても、確実にフェアウェイを捉えられるクラブを使った方が良いかと思った」という言葉は、飯田の真骨頂を表している。「75か76ぐらいは叩いてしまうかと思っていたから、今日のスコアは上出来。特にスタートホールと最終ホールでバーディーを獲れたのが大きいし、明日につながると思う」と笑顔を見せる。飯田は、優勝以降の2大会で第1ラウンドでは好スコアをマークしながら、2日目以降スコアを落としてしまっている。「難しいこのコースでこのスコア、3位タイという順位はラッキー。残りの2日間も我慢していきたい」と、自身2度目の戴冠に向け、静かな闘志を燃やした。


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