2006年の日本女子アマでジュニア世代が主流の中、ベスト8に食い込む健闘を見せ、その年の日本女子オープンゴルフ選手権競技では、予選通過を果たすなど、トップアマチュアとして頭角を出した河北さやかが、今大会ルーキーとして初出場を果たした。
歴代優勝者2人とのラウンドになったデビュー戦。10番からスタートした河北は、ピン横5メートルからバーディを奪う好スタート。その後も再三のバーディチャンスも、難しいラインについてしまい、決めることができない。しかしながら、着実にパーで上がり、河北らしいプレーでホールを重ねる。迎えた17番、ドライバーショットを右に曲げてOBにするとこのホールをダブルボギー。続
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く18番もティショットがヤード木の下に行ってしまい、アンプレイアブルの処置をし、4打目をピン横2メートルにつけ、ナイスボギー。折り返してからの1番もアプローチを寄せきれずボギーとしてしまい、悪い流れになりかけた。「スコアは余り気にならず、和気藹々と色々話しながら楽しく回れました」と河北は、慌てることなく、自分のペースを崩さずパーを重ね、1バーディ、1ボギー、1ダブルボギー74で首位に4打差の2位で第1ラウンドを終えた。女子ミッド初出場ならではの、初めて味わう「和やかの雰囲気の公式戦」を心底楽しんでプレーした結果がもたらした好きスコアだといえよう。
「上出来です。OBは以外は、納得のいくプレーが出来ました。ゆっくりやすんで、明日に備えます」明日は、和やかの雰囲気が一転する最終組、最後まで楽しくプレーできるかが大きなポイントとなる。
河北と並んで2位タイに入った竹田百合恵は、「練習ラウンドをしてみて、グリーンが難しく絶対70台を出せないコースと断言していた」逆に、竹田は練習ラウンドである意味パッティングに対して割り切りができ、「練ランのパッティングで、今日は、ほとんど真っ直ぐで読んで、タッチだけ合わせることに集中した」というように、出だしの10番で5メートルのパーパットを決めると、12番で2メートルのバーディパットを決め、続く13番では2メートル、14番では残り30ヤードか3メートルに付けてパー。竹田のプレーの生命線だというショートゲームはその後も冴えにさえ渡った。15番、16番を連続バーディとして前半を3アンダーで折り返えす。後半も4番まで手堅くパーを重ねたが、5番でティショットをOBとし、暫定球も右に大きく曲げて、このホールをダブルパーの8とすると、続く6番パー5でもサードショットをバンカーに入れボギーとしてしまい。スコアを大きく落としてしまう。この2ホールで「まっ、90は打たないだろう」と平直れた竹田はその後は、自分のリズムを取り戻し、74でホールアウト。
関東女子ミッドアマで初日トップに立ちながらも、2日目バック9で大きくスコアを崩し、9位に終わってしまった。「また笑われ者にならないように、ベストを尽くします。」と関東女子ミッドで味わった苦杯をバネに初の日本タイトル獲得に挑む。
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