HOME
International Championships
[国際競技]
大会のみどころ
成績
組合せ・スタート時刻
競技報告
出場選手
競技概要
フォトギャラリー
大会の記録
国際競技日程

JGA National Team Official Supplier
MIZUNO
FOOTJOY
Championship Reports
競技報告
【2位争いは日本とフィリピンで最終ホールまで縺れる熱戦となった】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
2位が決定し歓喜するフィリピンチーム
Guzman,Regina
ホスト国のフィリピンは、1990年大会での3位が本大会での最高順位。フィリピンチームのキャプテンは、「昨日までの成績で、今日は最初から3位入賞に目標を絞っていました」と語り、「2位の日本との差よりも、4、5位のチームのスコアしか計算していなかった」と心情を吐露する。しかし、第3ラウンドがスタートすると、3日間で一番の強風と地元の声援が、フィリピンチームに追い風となる。各チームの選手がズルズルとスコアを崩していく中、De Guzman,Reginaが前半38と粘りのプレーを見せると、1番で4パットのダブルボギーを叩き、前半42だったArdina,Dottieが10番から3連続バーディーで、一気に
最終ホールで力尽きた宮里
息を吹き返した。日本チームが前半から苦戦を強いられる中、16番でDe Guzman,Reginaがバーディーを奪い、ついに日本を逆転。しかし、2位死守に燃える日本チームも宮里が同じ16番で強烈な下り傾斜の5メートルのバーディーパットを入れかえし、両チームは同スコアに。残り2ホールは、まさに一進一退の戦いとなった。17番では藤本が痛恨のボギーで再びフィリピンが日本を逆転すると、最終18番でDe Guzman,Reginaが2打目を池に入れるミスでダブルボギーを叩く。これで勝負あったと思われたが、勝負は最後まで分からない。この2日間で2ボギーと18番ホールを苦手にしている宮里が、よもやの4パットでダブルボギー。終わってみれば、1打差で日本チームを抜き、本大会29回目の挑戦で2位とホスト国の重責を果たした。「この1年間、コース近隣の選手2名を軸にチームを作り、毎日練習ラウンドを行ってきた強化策が実を結びました」とフィリピンのキャプテンは嬉しさと充実感に包まれていた。

一方、3位に敗れた日本チームは、最後までフィリピン特有の強風とグリーンに悩まされ続けた。森田が3番ホールで4パットのダブルボギーを叩くなど、スコアを崩してしまったが、藤本は前半2ボギーの粘りのプレーで、後半も出入りの激しいゴルフながら、74。宮里もボギーが先行する苦しい展開も、2位を守るために必死のプレーを見せる。しかし、地元フィリピンへの大声援から受けるプレッシャーと、強風に最後は力尽きてしまった。

その他の記事はこちら
戻る