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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【田村が17番で起死回生のチップインイーグル。日本チーム2位の立役者に】 |
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「守りのプレーから攻めのゴルフへ」これまで培ってきた田村自身のゴルフを一変させる程の決意で臨んだ最終ラウンド。
その言葉通り、田村は積極的にバーディーを狙っていった。しかし、攻めのゴルフはボギーのピンチと隣り合わせなのは事実で、2番で12メートルから3パットのミスでボギーが先行してしまう。4番ではアプローチミス、続く5番ではダブルボギーとスコアを落としてしまう。この日の初バーディーは6番。残り70ヤードのバンカーショットを4メートルに乗せ、強気のパッティングでこれを沈めて見せた。
「途中4オーバーパーまでスコアを崩したときには、どうしようかと…6番のバーディーで落ち着けた」そして、このバー
ディーが田村に流れを引き寄せる。8番ではティショットが右に曲がり、あわやOBかと思われたが、運良く助かり、4メートルのパーパットをしぶとく沈める。9、10番で連続バーディー。16番こそボギーを叩いたが、この日のクライマックスは17番に待っていた。ドライバーで放ったティショットは、フェアウェイを捉え、ピンまでの残りは140ヤード。9番アイアンを手にした田村は、乾坤一擲のこの一打を直接放り込むチップインイーグル。「それまでずっと辛抱してきたので、ご褒美だと思う」と謙遜するが、この1ショットが、日本チーム2位入賞と田村の個人戦6位タイを引き寄せた。
田村は、日本代表として国際競技に出場してから、これまで韓国に苦杯をなめてきた。「アジア大会、ネイバーズ、日本アマでも韓国勢に負けていたので、その韓国を逆転しての2位は、喜びもひとしお」普段、あまり感情を表現しない田村の口元が緩む。「色々なことがあった4日間だったけれど、最終ラウンドで順位を上げられたことは、大きな自信になった。チームとして来年に繋がると思います」とチーム最年長らしく、この大会を総括した後、「チーム戦も個人戦も、まずまずの成績で、正直ホッとしています」と、話す安堵に包まれた表情は、大きな責任を果たしたベテランの本音が垣間見えた瞬間だった。
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