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競技報告
【73でチームに貢献した宇佐美だが、後悔の残る大会に】
第4日 競技報告:JGA 写真:JGA
アイアンショットの調子が取り戻せず、不本意なプレーが続いていた宇佐美祐樹。
最終ラウンドにして、ようやくショットの切れ味が復活した宇佐美は、「とにかくバーディーを獲ろうと攻めた。アイアンの精度も大分良くなったので、昨日から好調だったパッティングと噛み合って、バーディーが先行する良い流れを作ることが出来た」と振り返る。
前半のボギーは4番の1ホールだけ。2番で5メートル、5番5メートル、9番で1.5メートルを決めて、2アンダーパーでハーフターンと、後半の爆発に期待がかかった。しかし、好事魔多しという通り、後半は一転してバーディーチャンスが訪れない苦しいプレーとなってしまった。
11番でボギ
ー。15番では完璧な手応えを残した2打目がフェアウェイのコブで跳ねバンカーに入る不運が襲う。なんとか3オンし、2メートルのパーパットはカップに嫌われ3メートルもオーバーしてしまう。意地でこのボギーパットを沈めた宇佐美だが、「本当に悔やまれる。15番でパーセーブできていたら…」と嘆く。
気落ちした宇佐美は、続く16、17番も連続ボギーとしたが、伊藤同様に最終18番でバーディーを奪い、4バーディー・5ボギーの73でホールアウト。通算302ストロークで個人戦12位タイに終わった。

「ノムラカップに出場して、日本とは全く異なるコンディションでのプレーは本当に良い経験になったし、今後に活かせると思う。昨日、5位まで順位を落として、絶対に上位に入りたいと思っていたので、2位という結果は嬉しいが…優勝したかった」と、唇を噛む。もうひとつ宇佐美にとって残念だったのは、「4日間通じて、一度もアンダーパーでプレーできなかった」こと。大学に進学した今季、宇佐美自身納得のいく成績を残せていないだけに、この経験を来年の飛躍の糧にしてほしい。

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