宮崎・日章学園高1年、16歳の香妻(こうづま)が歴史を刻む8アンダー、64はワンラウンドの大会記録を2打も書き換えた。「パットが入った。構えるとまっすぐ行く感じだった。パーを取るつもりで行ったのがよく、リズムに乗れた」というラウンド。
1番3㍍、3番6㍍を入れるバーディーの好スタート。6番でティーショットを左に曲げラフにいれたが、7アイアンの2打目を30㌢につけて3アンダー、続くパー3ではラフに外したが、チップインでバーディーと「何をやってもうまくいった」。インではショット、パットがかみ合い3㍍のバーディーパットを13,15番でねじこむなど4バーディーを上乗せして見事だった。
家族一
丸となった執念が実った。キャディーは弟の陣一朗君(13歳)。父親の尚樹さん(44歳)にいわせると「息子は距離感とグリーンの読みが抜群の天才」だそうで、今回初めてコンビを組ませた。「娘は父親のいうことは聞かないが弟のいうことはよくきくんです」という仲良し姉弟がすごいことにつなげた。
鹿児島・鹿屋GC所属。ゴルフは小学生からはじめ横峯さくらの「さくら塾」のジュニア版の「めだかクラブ」で腕を磨いた。日本女子アマは2年前についで2度目の出場。父親が今年1月、宮崎のゴルフ練習場の副支配人になったことで現在は宮崎在住だ。「きれいなコースでベストスコアがでたけれど明日はパープレーで回るようにしたい」155センチ、50キロ。あくまで静かなリーダーだ。
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