23歳のOL矢嶋里菜がベストスコアタイの69、4位でマッチプレー進出を決めた。高校、中学生中心の最近の日本女子アマ界だが、矢嶋は聖心女子大を今春卒業の23歳、3回目の挑戦ではじめてマッチプレーに駒を進めた。「マッチ進出、すごくうれしい。こういうステージに立っている人は雲の上の人とおもっていたが、ここまできた。社会人だからジュニアと違った気持でがんばりたい」素直に喜びにひたった。
東京の亡き父親の会社のOL。05年大学3年のときも出場できたが大会直前に父親が亡くなった。その時は母・智都子さんと一緒に出場が決まっていたが、欠場している。今回、その母親は競技委員としてコースで活動、かつて果たせ
なかった“親子出場”が実現していた。「母のポケットには父の写真。私も父を思って」という目元には涙がうっすらとにじんだ。マッチプレーではグッドラックを父親が運んでくれるに違いない。
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