廣野の5番パー3でホールインワンが飛び出し歓声、拍手喝さいが巻き起こった。桒原えりか対新里菜苗戦で迎えたショートホール、8アイアンで打った桒原のショットはピン右にバウンドするとツーバウンド目でカップに消えた。
「あれ入った、という感じだった、生まれてはじめて。みんなから喜ばれてうれしかった」
このホール、実は廣野の名物ホール。ティグラウンド横の小屋には額がかかり「ワンオンしてもみだりに手をたたかないでください」とある。
グリーンに乗ればすぐ拍手したりナイスオンなどさけぶ日本ゴルフの“風習”を厳しく禁じていることで知られる。だが、ホールインワンをしたら、という決まりはない。この日は
当然、誰もが拍手でエースを底抜けに祝った。
さらに皮肉なのは、桒原はこれで1ポイントをかえしただけ、試合は結局、新里の勝利となったが、マッチプレーではエースはただの1ポイント。これがストロークプレーだったなら2ストロークの価値があっただけにマッチプレーの難しさがある。
今大会、第2日に志賀の達成した13番に次いで2つめのホールインワン。桒原には廣野ゴルフ倶楽部からクラブハウスを描いた銅版が贈られた。
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