昨年初めてマッチプレー進出し、強敵藤本麻子相手に、17番まで1アップでリードするも、18番で追いつかれ、エキストラホールで惜敗を舐めた新里。「去年は、強い相手に気持ちで負けていた。リードしていても自分のペースでプレーできなかった。今年は、バックナインがとても好きなこともあり、リードを許しても後半取り返せると強い気持ちでプレーが出来ている。」と気持の面もプレー内容も昨年よりもレベルアップした新里。1回戦では東浩子に一度もリードを許すことなく4-3で快勝。続く2回戦の相手は、今年ナショナルチーム入りを果たした実力者の桒原えりか。
昨年と同様の強豪とのマッチングになった新里にも昨年のような動揺
はなかった。前半丁寧にパーを重ねる新里。しかし、クオリファイングランド6位タイで通過し、好調なプレーを続ける桑原に5番でホールインワンを奪われるなど10番まで2ダウンとリードを奪われ、その後両者一歩も譲らず膠着状態となるかに思われ迎えた14番でマッチが動いた。両者ティショットをミスして、新里のボールは木の根元へ、そこからパーでしのいだ新里に対し、桒原は右のラフからバンカーに入れてこのホールをボギーとし新里が1つ取り返した。「あのホールで流れが変わりました。5ホールぐらいずっと取れなかったので、あのパーで戻せたのは大きかったです。」と語る新里。終盤得意のホールが続く新里は、この流れを見方につけ15番で桑原を捉え、16番でバーディを奪い1アップリードすると、17番パー3を無難にパーでまとめ、このホールボギーとした桒原を2-1で破り、昨年のリベンジを果たした。
「久しぶりの地元開催でもあるので勝ちたかったので、うれしいです。昨年の悔しさを忘れずに1つでも勝てるように明日もがんばります。」
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