「ショットは曲がりっぱなし。この不調を直してやればチャンスある」松山英樹が逆転へ虎視たんたん。ホールアウトすると練習場にとんでいった。フェアウェイに行ったのが4回だけ、ドライバーショットが左へ飛んで、それでも68で上がった。「アプローチには自信があるからドライバーだけ」と力むのだ。自信の裏付けは好調なゴルフ、6月には大人を下して四国アマ選手権優勝、以後四国ジュニアを勝ち日本アマ選手権では薗田峻輔をマッチプレーで下すベスト16入り。さらに10月の世界アマ代表選考合宿(青森・夏泊リンクス)ではトップの成績で日本代表入りを決めた。
「身長がこの1年で8センチ伸び、ゴルフが飛んで堅実になった。創部以来30年高校生を育ててきたが何か特別に見える選手だ」というのは明徳義塾高の高橋章夫・特活部長。「ゴルフしか考えない没頭できる性格というのでしょうか、先輩の横峯さくらと似ています」
179センチ67キロの大型選手だ。
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