通算3アンダーパーで6位タイにつけている中里光之介(杉並学院高校1年)。本部門初出場での健闘が光っている。今日は4バーディー・1ボギーの69。「やばい。ショットが全部5メートルにつきました。パターの調子も上がってきたし」と興奮気味に話す中里。「昨日まではパットが決まらなかった。もともとパッティングはカットに打っているんですが、試合の前にスクウェアに打つオーソドックスな形にしたのが、いけなかった。今日はいつもの感じで打ったら、とたんにパットが入りだしました」と、好スコアの要因を分析した。「このままのパットの調子でいけたら…」石川遼の後輩でもある中里。2年連続での杉並学院高校、1年生での優勝を目論
む。
日本アマベスト4、関西ジュニア優勝の徳永智也(クラーク記念国際高校3年)も、着実にスコアを伸ばしてきた。この日の徳永は4バーディー・ノーボギー。本人曰く「完璧なプレーだった」という自画自賛の内容だった。「昨日はティショットが曲がってしまい、ラフばかり。今日はティショットで3番ウッドを使いました。アイアンショットの調子がいいので。明日は、6個ぐらいバーディーを獲って、上位にプレッシャーをかけたい」通算2アンダーパーの8位タイ。徳永の実力を持ってすれば、あわやの場面も作れるかもしれない。
森本とともに高校生でチームジャパン・ジュニアメンバーに選考された黒宮幹仁(福井工業大附福井高校2年)。個人派遣でオーストラリアンアマチュアに出場したほか、日本代表として世界ジュニアに出場。国際経験を積んできている。中部ジュニアを制して臨んだ日本ジュニアは「思っている通りに打っているけれど、ラインを読み間違えていて、2日間まったく決まらない」とパットの苦しみながら、通算2アンダーパーで徳永とともに8位タイと踏ん張っている。世界ジュニアで痛めた左手首には、いまも痛みが残り万全とはいえない状態だが、「明日は100%の力を出していきます」チームジャパン・ジュニアとして諦めるわけにはいかない。
|