先の全国中学校ゴルフ選手権を制した佐藤大平(中山五月台中学3年)が、6バーディー・2ボギーの67と出色の出来で2位に1打差をつけて単独首位に立った。佐藤は、12番でボギーが先行したが、13番ですぐにスコアを戻すと、その後15、17番でもスコアを伸ばして前半を33で終える。後半は、1番でボギーを叩いたが4番からの3連続バーディーで一気にスコアを伸ばして見せた。
「全国中学校ゴルフ選手権での優勝がまぐれじゃなかったことを証明したかった」という佐藤。これまでは関西ジュニアなどを制したことはあったが、全国大会での優勝は未経験だった。それが全国中学校ゴルフ選手権では2位に3打差をつける圧勝劇。「や
っぱりあの優勝は自信になっていると思います」と胸を張る。「2日間で6アンダーパーを目標にしているので、今日のラウンドは良かった」と笑みを浮かべた。
日本ジュニアは今年が初出場で「霞ヶ関は難しいと聞いていた。でも、自信ができたのか調子がいいからなのかはわかりませんが、難しさは感じませんでした。気持ちよくプレーできています」と自信たっぷりの表情。「絶対に出たい」と目標にしていた日本ジュニアでの優勝争いは、佐藤に何をもたらすのか。優勝の栄誉なのか惜敗の悔しさなのか。「目標の6アンダーパーまでスコアを伸ばして負けたら、しょうがない。そう思って頑張ります」今年2つ目の全国大会優勝を目前に、明日は佐藤の真価が問われる1日となる。
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