地元愛知県の名古屋商科大に所属する中川元成(名古屋商科大2年)が68で2位タイ、山口量(名古屋商科大1年)が69で 位タイと健闘している。
10番スタートの中川は4ホール目の13番で残り200ヤードの2打目をグリーンに乗せ、計算通りバーディーを決めると、18番も1メートルを沈めて2アンダーパーで後半に折り返す。2番では130ヤードを9番アイアンで1メートル、8番パー5もアプローチを寄せてバーディーを決め、この日4バーディー・ノーボギーの完璧な内容だった。「地元だけど、春日井CCは練習ラウンドを含めて3回目。このコースは、ティショットが勝負。きっちりフェアウェイを捕らえていれば、グリーンが小さ
いのでパーオンできれば、チャンスも増える」という言葉通り、ティショットを安全な地点に運び、好調なアイアンショットでスコアを伸ばした。昨年大会では、30位タイに終わった中川。地元の利を活かして「今年は5位以内を目標」に据え、明日以降も奮闘を続ける。
一方の山口も10番からのスタート。いきなり2メートルのバーディー。「気持ちよくスタートできた」という山口だったが、11、12番でチャンスを逃し、波に乗り切れない。1アンダーパーで迎えた15番でアプローチミスを犯しボギーを叩くと、続く16番もスコアを落とし、前半を37で終える。苦戦が続いた前半から一転。山口は後半一気にスコアを伸ばす。1番でバーディーを奪いイーブンパーに戻した後の3番パー5。残り190ヤードの2打目は、4番アイアンでスライスをかけたショット。これが1メートルにつき、イーグルを奪ってみせた。8番でもバーディーを決めた山口は後半32。この日69の3アンダーパーでホールアウトし、首位と3打差の9位タイにつけた。「パー5でスコアを伸ばせたので、今日はまあまあです」山口はホールアウト後に笑顔。美濃加茂高校出身の山口には、現在プロゴルファーとして活躍する服部真夕と宅島美香の後輩。山口も日本ジュニアにも出場したが、結果は残せなかった。それが大学進学後、地元開催の日本学生で好スコアをマーク。「良いスコアの翌日は崩れることが多いので、明日は最低でもパープレーでプレーしたい。そして、地元の皆さんに応援してもらいたい」と、抱負を語った。
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