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競技報告
【伏兵、仲西がコースレコードを更新し、単独首位に立つ】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
片足をかばいながら歩く姿は、痛々しい。そんな選手が春日井カントリークラブ・東コースのアマチュア部門のコースレコードを1打更新する66をマークして単独首位に立つのだから、ゴルフはわからない。

今日、スコアボードの1番上に名前を載せたのは、仲西盛弘(東海大九州2年)。10番スタートの仲西は、13番パー5で190ヤードのセカンドショットを6番アイアンで5メートルにつけると、易々とバーディーを奪う。16番ではアプローチミスでこの日唯一のボギーを叩くが、直後の17番パー5で再びバーディーを決め、前半を35でホールアウト。仲西の快進撃が始まったのは、3番パー5からだった。このホールをバーディーとする
と、4番で10メートル、5番で8メートルのスライスライン、6番は2メートルを沈めて4連続バーディー。8番パー5も2打目を左バンカーに打ち込みながら、2メートルのバーディーパットを決めて、5バーディーを奪う出色の出来で66をマークし、2位タイグループに2打差をつけた。「後半は奇跡に近い」自分のたたき出したスコアに半信半疑な表情の仲西。それは、「少し前に左の骨盤を痛めて、ここ数日プレーすることも出来なかった」から。「体調のこともあって、集中しているようでしていない…気力が出てこず、ふわふわした感じでプレーした」ことが奏功したのかもしれない。

特にパッティングでは、「あまり狙いを定めずに、ホールに寄ればいいなと思っていたパットが入った」と、話す。東北高校在学中の2005年には、伊藤勇気と宇佐美祐樹とともに日本代表として世界ジュニアにも出場した仲西。ここ数年は、日本アマなどに出場するものの、なかなか納得いく成績は残せなかった。昨年の日本学生も予選落ちを喫し、暗中模索の体だったが、ここに来てようやく復調の兆しが見えてきた。それでも、「まず、4日間プレーしたい。そうして経験を積んでいきたい」と首位スタートにも驕らない。体調が万全ではないこともあるが、「明日はパープレー、悪くても75ぐらいで…」と話す。明るい笑顔が印象的だった少年から、朴訥と言葉をつむぐ思慮深い青年に成長した仲西。あと3日間、このままの位置をキープして、心からの明るい笑顔で優勝杯を手にしたい。

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