10番ホールからスタートした大槻智春(日本大1年)は、いきなり50センチのバーディーチャンスを迎える。「傍から見れば簡単だと思われるかもしれないけど、この50センチは怖かった。これを決めるか外すかで1日の流れが決まるから」とイージーバーディーと思えるパットを慎重に沈めて、出だし3ホールで連続バーディーを奪う。「気持ちよかったし、前向きにプレーできた」しかし、4連続を狙った13番パー5でアプローチミスでパーに終わり、流れが止まってしまった。
16番ではバンカーショットが寄りきれずボギーを叩き、前半34でホールアウト。後半は3ホールでスコアを伸ばし、大学の先輩でもある中西とともにベストスコア
タイの67。順位も3位タイにまで浮上した。「日本アマから調子が上向いている。今はドライバーショットも良く振れているし、絶対に曲がらない自信があるから、攻めていける」と柔和な笑顔で話す。「パッティングの時、集中できている」からか、パッティングも好調な大槻。今日の6つのバーディーのうち、5つが4~6メートルを沈めたもの。「良い流れになるのをジッと待ちながら、チャンスがあればバーディーを獲る。このスタイルを変えずにいきたい」好調な日本大学勢の一員として、上位入賞を狙う。
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