最終学年で本選手権優勝のラストチャンスに賭ける関舞(東北福祉大4年)が5バーディー・1ボギーの会心のプレーで単独首位に立った。
「このコースはグリーンが小さいので、グリーンに乗ればバーディーチャンスになる。ティショットを確実にフェアウェイに置ければ、アイアンで攻めていける。あとはパッティング勝負」練習ラウンドでそう感じた関だったが、スタートの1番でいきなりのピンチを迎える。ティショットを大きく右に曲げ、想定外のトラブルに。しかし、このホールをパーで凌いだ関は、「あのパーセーブでいい流れになった」という通り、3番で3メートル、5番で1メートルを沈め、2アンダーパー。9番はアプローチミスでこ
の日唯一のボギーとしたが、後半も10、12番でバーディーを奪いスコアを伸ばす。
圧巻は17番パー3。5番アイアンで放ったティショットは、「芯を食った」手ごたえ十分のショット。これがピン50センチについて、後半3つ目のバーディーをもぎ取った。「今年は最後のチャンス。絶対に優勝したい。そのためにも、まず上位にいることが大事」と首位スタートに満足げな笑み。優勝スコアは、昨年大会と同じくらいになると予想している関。「優勝争いは、スコアの伸ばしあいになる。いかにミスを少なくするかの勝負です」と、思惑通りのスタートに気合を入れなおしていた。
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