体調を崩し、本来のプレーではない久保宣子(名古屋商大4年)だが、勝負どころのパットが決まり、この日5バーディー・4ボギーの出入りの激しいゴルフながら1アンダーパーにスコアをまとめ、首位と3打差の4位と好スタートを切った。
「腰を痛めてショットが最悪の状態。いいショットとミスの差が大きすぎて。得意のアプローチでスコアを作るつもりだった」久保だが、その目論見はいきなり崩れる。1番でアプローチミスからボギーを叩いた久保は「自分でもびっくりした」と、苦笑いをみせる。3番でスコアを戻し、一気に波に乗るかと思われたが、4番から3ホール連続でチャンスを逃すと、流れを掴み損ねたのか、そこからピンチの連続
。前半ホールアウトまで1パットのパーで凌いで迎えた10番。またもアプローチにミスが出てボギー。
しかし、ここから久保から見せた粘りのプレーが光った。11番で4メートルを決めると、14番からはボギーとバーディーが交互にくる。迎えた17番で4メートルのバーディーを決めて、再びパープレーに戻した久保は、最終18番で5メートルのチャンスを沈めて、なんとか1アンダーパーにスコアをまとめた。
「パープレーで回れればよいと思っていたので、スコアは満足です」と話すが、「アプローチ勝負になるこのコースで、ミスが多い。明日は、もうちょっとしっかりやらないと」と反省の弁。地元の期待がかかる久保は、明日に向けて「必死にになって、泥臭いプレーでもパーを取るゴルフをする」と意気込みを語った。
|