今年の関西女子学生を2位の東香里に4ストロークの大差をつけて3連覇を果たした新里菜苗(大阪学院大3年)。第1ラウンドは76と躓いたが、今日はその実力の片鱗を見せるプレーで71とスコアを伸ばし、通算3オーバーパー6位タイに順位を上げた。
4番ホールで130ヤードのセカンドショットを9番アイアンで80センチにつけてバーディーが先行すると、9番ではグリーン右ラフからサンドウェッジでチップインバーディーを決め、2アンダーパーで前半を終える。後半11番で3メートルを沈め、一気にスコアを伸ばしたい新里に、強雨の洗礼が降り注いだ。13番で2打目をトップするなどのミスが重なりボギーとすると、中断直前の1
4番も3パットのボギー。15番で中断されたときには、ピンまで残り40ヤードの3打目を打つ直前だった。「悪い流れの中での中断。流れは変わるかもしれないけれど、再開後の40ヤードのショットを考えると、複雑な心境だった」と、不安を抱えた新里だが、再開直後のショットをピンによせてパーセーブ。その後は、1バーディー・1ボギーにスコアをまとめて、今日アンダーパーをマークした3人のうちの1人となった。
「昨日からショットの調子はあまりよくない。アプローチで救われています」と、語る新里。「自分の出来ることを精一杯やるだけ」昨年大会3位の雪辱を期す明日の最終ラウンド。関西女子学生ゴルフを代表する選手として、逆転優勝を狙う。
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