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競技報告
【有馬は、念願の初出場で優勝のチャンス到来】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
同組の関に祝福される
本選手権初出場の有馬弥里(中京学院大3年)が5バーディー・4ボギーの出入りの激しいゴルフながら71とスコアを伸ばし、通算イーブンパーで首位タイに躍り出た。「練習ラウンドからドライバーショットが右にも左にもミスが出て」いた有馬だったが、今日は「ミスもあったけれど、なんとかフェアウェーをキープできた」というティショットが奏功し、3番から1.5メートル、1メートル、2メートルの3連続バーディーを決める。この3連続バーディーの間に雨が強くなり、有馬は普段ははめないグローブをはめ、必死なプレーでスコアを守る。その結果、前半は2ボギーで凌ぎきり35でホールアウト。

「今週、雨の予報もあったし、グロー
ブの感覚に慣れようと練習のときから、つけるようにしていました」と用意周到な有馬。雨がやみ、晴れ間も覗いた後半は、慣れ親しんだ素手でのプレーに戻し、11番で120ヤードの2打目を8番アイアンで放った「ちょっと大きいと感じた」ショットが、ピン手前30センチについてバーディー。12番もバーディーを決めた有馬だったが、終盤2ボギーを叩いてしまった。しかし、「前半にたくさんバーディーを獲って、後半崩れるのが最近のパターンなんです」と、意に返さない。

中京学院大3年になるが、日本女子学生は初出場の有馬。過去2年も出場のチャンスはあったが、夏場になると何かしらの理由でそれが果たせず、「ようやく出場できた。日本ジュニアにも出場したことのない自分にとって、初めての全国大会。本当に出たかった」とこの試合に賭ける熱い思いを語る。明日は、地元名古屋商大の久保との最終組。「久保先輩は、自分と同じ関西出身で、中部の大学に進学している似た境遇の方なんです。中部の試合でも一緒にプレーする機会が多いのですが…」と、前置きの上で、「自分には守るものも失うものもない。明日は、思い切り楽しんでプレーしたい」と、一騎打ちを楽しむつもりだ。どうしても出場したかった日本女子学生で最終組のプレー。「守るものも失うものもない」有馬が優勝争いというプレッシャーの中で、伸び伸びとプレーできれば、彼女がこれから大事にする宝物が手に入るかもしれない。


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