昨年本大会に、中部アマ3位、中部シニアオープンでローアマ、中部シニア優勝など優勝候補と目される程の実績を持って出場するも、まさかの予選落ちに終わった柳。その上、優勝したのは、同じ中部地区でゴルフ仲間の小林利治だった。「あの予選落ちはショックでした。」と柳。それだけに今年にかける思いは強い。
トップに3打差の6位タイでスタートした柳は、前半ボギーが先行する苦しい展開ながらも、イーブンパーにスコアをまとめると、後半10番、12番とバーディを奪い2アンダーまでスコアを伸ばした。13番、14番、15番も安定した内容でパーを重ね迎えた終番。「2アンダーになって、このまま70で終わりたいなと何となく
消極的になってしまった。」という柳は、16番でセカンドをグリーン左バンカーに入れボギー、続く17番も12メートルから3パットのボギーとし、最終18番もアプローチを寄せきれず痛恨の3連続ボギーにしてしまい、4バーディ5ボギーの73と悔いの残るラウンドとなった。しかし、後続の選手もスコアメイクに苦しみ、終わってみれば首位と7打差の3位に浮上していた。
「6週間前に半月板を痛めて、ほとんど完治はしているんだけど後半になると膝が使えなくなり、手打ちになってショットが荒れてしまう。今日も最後の最後でショットが安定しなくなってしまった。」とラウンドを振り返る柳。「明日は、前半抑えて、後半で勝負したいが、性格的に最初から攻めてしまうでしょうね。」と柳。身長181センチと大柄な体から繰り出されるドライバーショットの平均飛距離は260ヤード。持ち味であるスケールの大きいプレーで、タフなグリーンコンディションに真っ向勝負で挑む。
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