地元九州の高橋誠一がこの日3バーディー・2ボギーの安定したプレーで71とスコアを伸ばし、通算1アンダーパーで単独2位入賞を果たした。「このコースは、よくプレーさせてもらっているので、攻略のポイントはわかっている。それは、欲張らないこと」第1ラウンドで69をマークした高橋が残した言葉通り、この日も「欲張らない」プレー振りが奏功した。2番でティーショットをグリーン右のバンカーに打ち込んでボギーが先行したものの、4番で7メートルの下りスライスラインをねじ込んで、スコアを戻す。7番ボギーの直後8番で再びバーディーを取り返し、イーブンパーで後半に入ると、11番でこの日3つ目のバーディーを奪った。その後は、16番で2メートルのパーパットを沈めるなど粘りのゴルフで、スコアカード通りのプレー。「今日もパットに助けられました」と微笑む高橋だが、2位入賞を告げられると、困惑の表情となった。「全然、実感がわきません。この3日間、本当にパットが好調だった。ゴルフはパットに尽きることを再認識しました」本大会2位入賞で来年の日本アマの出場資格も確実にした高橋。「来年の日本アマは、また地元九州開催。会場の若松ゴルフ倶楽部も良く知っている。あそこも本当に難しいコースだけれど、頑張りたい」そういって、会場を後にした。
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