「ショットが悪くて、苦しいラウンドでした」と鈴木は苦笑いでラウンドを振り返った。鈴木のコメントの通り、鈴木は、精度の欠いたアイアンショットにより、序盤から苦しいラウンドとなった。2番でセカンドショットをグリーン奥17メートルに外すも、3打目をサンドウェッジでチップインしバーディ。しかし、続く3番で2打目をバンカーに入れボギーとしてしまいなかなか流れを掴めない。5番では10メートルの下りのパーパットを沈め堪えるも、6番パー3でティショットをミスしアプローチも決まらずボギーとしてしまい1オーバーとしてしまう。その後、徐々にショットが復調しグリーンを捉えるようになり、8番では2打目を2メートルにつけ
バーディを奪い、前半をイーブンで折り返した。
後半に入り、復調したかに見えたショットは、再びブレはじめ、後半9ホール中、パーオンしたホールが2ホールと前半より苦しいラウンドを強いられた。しかし、「ショットが悪かったので、本当にアプローチとパッティングで集中できてたので何とかスコアになった。」と鈴木が言うように、7ホール中4ホールでパーを拾い後半を3ボギーの39でまとめ。2バーディ、5ボギーの3オーバー75で、2位に2打差のトップで第1ラウンドを終えた。
「昨年優勝して、女子オープンを始めレベルの高い試合に多く出場させていただき、ショートゲームの精度が高くなったと思います。ショットが本調子には程遠い中、3オーバーでまとめることができたのは、それらの経験が生かされたのかもしれないです。明日は、優勝を意識せず、1ホール1ホール集中してがんばります。」とコメントを残した。
スケールの大きいショットが持ち味の鈴木が、日本女子オープンなどの大舞台を経験し、巧みなショートゲームを身につけさらに進化を途げた。明日、3大会連続最終組でのプレーとなる鈴木。今だかつてだれも成し遂げていない本大会2連覇の達成の期待は大きい。
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