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競技報告
【伊藤はトータル+14で24位タイに順位を下げる】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
「出だし3ホールは慎重に行ったつもりだったのですが…」丁寧にフェアウェイキープしたつもりの伊藤の1番ティショットは朝方までの雨の影響で、ぬかるみの中に落ちていた。しかし水は出なかったため、カジュアルウォーターハザードとは見なされず、「嫌な感じのまま放った」セカンドショットはポットバンカーのあごへ。グリーン奥2mのボギーパットも沈めることが出来ず、スタートホールからダブルボギーとしてしまう。まるで、伊藤の今日のラウンドを象徴するかのようなスタートであった。6番ではグリーン周りの泥に蹴られ、9番では兎の巣穴に転がり、15番はライン上に草が生えていた。

「ティショットは18番以外全く曲がらず、
調子が良かったのに、アイアンショットが前半全然ピンに絡まなくて…必死のパーセーブばかりで疲れました」と、自らも悪い流れを断ち切ることが出来ない。「運が悪いこともありましたが、キーホールは11番でした」ここで、やっと来た1mのバーディパットを外すと、急にパッティングにも不安を覚え、そこから3回同じ距離を外してしまった伊藤は、最後まで立て直すことが出来ずに、1バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの6オーバーの78。トータル14オーバーで24位タイと順位を落とした。

「11番のバーディパットをきちんと入れられていたら、後半はチャンスにもついたので、アンダーで回れたと思います。2日間とも出だし3ホールでダブルボギーを叩いてしまっているので、明日はとにかくスタートは丁寧にプレーして、チャンスがあればバーディを狙っていきたいと思います。巻き返してトップ10には入りたいです」と、唇を噛みながらも、最終日に向けて顔を上げた。

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