|
[国際競技]
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
JGA National Team Official Supplier |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【酒井は後半の連続ダブルボギーが響き13位タイに終わる】 |
|
|
|
女子のトップと4打差の13位タイでスタートした酒井。強風の吹き荒れるコンディションでは、スコアの変動が予測され、逆転入賞も夢ではないかと思われた。
しかし、「ずっと相性がよくなくて、どうしてもパーセーブ出来ないんです。2日間ともボギーだったから苦手意識もあったし…」というスタートの1番ホール、ティショットを右のラフに入れ、ウッドで放ったセカンドショットはグリーン左のバンカーへ。1度はエッジに乗ったかに見えた3打目は、バンカーをならす酒井の足元へ転がり落ちてきた。ダブルボギースタートとなってしまった酒井だが、「今日はとにかく耐えるゴルフをしよう」と気持ちを切り替え、5番まで集中してパーを積
|
|
み重ねる。
しかし、6番のショートホールで、135ヤードを160ヤードと間違え、ティショットを7番アイアンで打つと奥のラフに打ち込んでしまう。パーパットを3mオーバーするも、このボギーパットを何とかねじ込み、集中を切らさない。続く7番では、135ヤードのセカンドショットを今度は8番アイアンできっちり風に乗せ、ぴたりと50cmにつけ、今日初のバーディを奪う。
後ろからスタートした上位陣が軒並みスコアを崩し、前半を2オーバーパーでターンしていた酒井は、この時点で6位タイ。女子のトップに立っていた。
11番では、1.5mのパーパットがカップに蹴られ、ボギーとするも、12、13、14、15番とバンカーやエッジからワンパットで辛うじてパーを拾い続けていた。後3ホール。このままホールアウトすれば、初参戦で女子チャンピオンの名誉が酒井を待っていた。
しかし、耐え続けた後の16番、右からの風に乗せたセカンドショットは思った以上に流され、グリーン左奥の土手を直撃。こぼれた球は、隣の14番ホールのティーインググラウンド近くまで転がった。「このショットで焦ってしまい、集中力が切れてしまいました」とサードショットもグリーンを捉えることが出来ずに、今度は右のバンカーに打ち込む。先ほどまでねじ込んでいた3mのボギーパットも沈めることが出来ず、痛恨のダブルボギー。
このショックを引きずったまま放った17番のティショット、またもバンカーへ。サードショットをラフへ入れると、グリーン手前からのアプローチも寄せきることが出来ずに、連続ダブルボギー。結局、7オーバーパーの79でホールアウト。トータル16オーバーパー・236とし、女子では6位タイ、全体で13位タイに終わった。
「前半は耐えられていたんですが、本当に苦しくて。18番もバーディパットを入れられなかったし、上がり3ホールですね。そこまでのボギーはちゃんと割り切れていたんですが、あの16番で集中力が持たなくなって…悔いが残ります」
世界ジュニアの雪辱はならなかったが、「自分の自信のあるショットはある程度安定性をもって打てていたので、良かったと思います。でも、必ず決めるところでは入れてくる他国の選手たちを見て、アプローチとパッティングはまだまだだなぁと痛感しました。」と語る酒井は来年、高校3年生。女子アマチュア界のトップ選手として、益々の飛躍が期待される。
|
|
その他の記事はこちら
|
戻る
|
|
|
|
|