松永カントリークラブで行われた予選Dブロックを首位で通過し、本選手権初出場を果たした大本真美子(尾道)が1バーディー・5ボギー・2ダブルボギーの80でホールアウト。三木に1打差の2位と大健闘をみせた。
スタート時には、「さすがに緊張しました」という大本は1番ホールで得意のドライバーショットを左にミスしボギーを叩くと、続く2番もボギー。しかし、3番でパーをセーブして落ち着きを取り戻すと、6番パー3で8メートルのフックラインを読みきって、初バーディーを奪う。その後は、2度の3パットでダブルボギーを叩くミスもあったが、16番ホールから吹き始めた強風にも耐えて、粘りのプレーを見せた。
ゴルフを始めたのは44歳と遅いながら、永年続けてきたバレーボールで培った運動神経と、豊富な練習でめきめきと腕を挙げた大本は、50歳になってから競技ゴルフに参加するようになる。昨年にはスポーツマスターズにも出場するなど、今では競技ゴルフの緊張感と魅力に魅せられているようだ。「明日は、今日のミスを振り返って、同じミスをしないことだけを考えていきたい」と好スタートにも驕らず、初々しいコメントを残した。
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