みちのく仙台での大会とあって、福島県生まれの酒井美紀は、東北ファンの期待を担っての出場だ。東北女子アマに優勝しての権利で、日本女子アマは4年連続出場になる。第1日は「ショットの調子はよかったのですが、後半になってパッティングで打ち切れなくなってしまって…」3オーバーの75と、ちょっと出遅れた。アウトはすべてパー。インにターンして11番で3パット。15番ではアプローチを寄せ切れず、17番パー3では、後半2度目の3パットという内容だった。
「先週、試合(ニチレイPGMレディス=茨城・美浦GC)に出ていて、調子は悪くありませんでした。今週も、悪くありません。私は、試合が続いていた方がゴルフも良
くなるタイプなので、疲れも感じません。ただ、先週のグリーンの速さが、イメージとして残ってしまったので、打ち切れなかったのだと思います。2日目は、そのあたりを修正して72を目標スコアにします」
実は、酒井にとって、ここ2年はベスト32入りするまでがひと苦労だった。1昨年はプレーオフでようやくマッチプレーに進出、昨年も第2日に5オーバーを叩いて、「ドキドキしながら最終結果を待たなければなりませんでした」(酒井)。
だから、今年は「余裕をもってクリアしていきたいと願っています。集中力を欠いてポカをやらかさないこと。自分をそう戒めてていねいにスコアメイクします」
今大会の目標は「ベスト8以上です」。それで日本女子オープンへの出場権をつかみ、ローアマチュアに。夢は、日本女子アマ以降にまで広がっている。
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