17番、152ヤードのパー3ホール。今大会大活躍の中学生プレーヤーが、ここでも脚光を浴びた。三重・松阪市立東部中3年の鈴木麻綾で、6番アイアンを使ってホールインワンを記録した。
「前のホールまでパッティングの感じがつかめず、ひどいスコアになってしまっていたので、最後の2ホールはバーディを狙ってやろうと、自分に言い聞かせていたところだった」という。集中し直しての1打は、ピンに一直線。ワンバウンドしたあと、そのままカップに飛び込んだ。自分の目で生まれて初めてのホールインワンを目撃した鈴木は、しばし呆然…。
「ワンバウンドしたところで、“これは寄った!”と思いましたが、まさか、そのままガチャンと入ってしまうなんて、信じられませんでした」
会心のショット?
「いえ、ちょっとダフリました。ずっとダフリ気味だったのですが、あのショットも、やっぱり同じように噛みました。でも、結果的には、それがよかったのかもしれません。本当にビックリでした」
これで勢いに乗り、最終18番ホールもバーディでの締めくくり。
で、スコアは?
「それは、聞かないでください。よかったのは、上がりの2ホールだけで、そこまでは、本当にボロボロだったのですから。あしたは、最後の勢いを生かしてアンダーパーを狙いますから」
では、聞かないで…でも、提出されたスコアカードの合計スコアは81。第2日は、本人の宣言どおりの快スコアを期待しよう。
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