1回戦は、番狂わせが続いた。3人のメダリストで2回戦に勝ち上がったのは藤本麻子だけで、酒井美紀、鈴木愛両選手が姿を消した。さらに予選を4位で通過した森美穂、昨年大会のメダリストでJGAナショナルチームのメンバーである香妻琴乃もベスト32に終わった。
★森美穂(槇谷香に3&1で敗れて)
「3年連続で1回戦負け。悔しいというより、自分が情けないです。きょうは、ショットのつながりが悪く、パットも難しいラインにばかりいってしまう悪循環にはまってしまいました。短いパーパットが決まらなくて、スコア的にもボギーだらけ。なんとか流れを引き戻そうとは思ったのですが、どうにもなりませんでした。自滅です。相
手が楽にプレーできるような流れにしてしまったのが敗因です。来年こそは、もっと上にいけるように頑張ります」
★香妻琴乃(土岐香織に2&1で敗れて)
「自分としては、納得できるプレーができたのですが、土岐さんに長いパットを何回も決められて、こちらのペースでゲームできませんでした。1アップでハーフターンして10番のティショットがカートパスで弾んでOB。これでオールスクェアになったあと11、12番と6、7メートルぐらいのバーディパットを決められて2ダウン。相手のパッティングに負けました。自分も、もっとパッティングを練習して、レベルアップしていかなければならないと思わされました」
★酒井美紀(比嘉真美子に4&3で敗れて)
「ナショナルチーム在籍中から仲の良かった真美子との対戦でしたが、特に意識はしませんでした。でも、相手が誰であれ、勝ちたい気持ちが強すぎて、空回りしたんだと思います。気持ちが入りすぎた分、大事なパットが全て強く入りすぎてしまいました。真美子が上手いのは戦う前からわかってましたけど、彼女の武器である飛距離だけでなく、アプローチもパッティングも良くて、自分で流れを作り出せていました。これから、もっとトレーニングをして、ショットも磨いて、今年こそ日本ジュニアを勝ちたいと思います」
★川岸史果(石川陽子に20Hで敗れて)
持ち前の長打を生かした18番パー5ホールのバーディで追いついたものの20Hで石川陽子に敗れた川岸。「20ホール目で、二人とも2.5メートルぐらいのバーディチャンスにつけました。自分の方がちょっと遠く、先にパットしたのですが、下りのラインで読み切れませんでした。で、2パットでいこうと、距離を合わせにいってしまいました。その後で石川さんに決められました。(クラブハウスに戻って涙をぬぐったあと)今になって思えば、最後のパットは、先に入れにいかなければいけなかったんですよね。相手にプレッシャーをかけるためにも、勝負のパットにすべきでした。あんな状況で、強気に狙って決められるような選手になりたいし、なろうと思います」
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