仙台を舞台にした大会とあって、東北勢の活躍が期待されたが、酒井美紀が1回戦で姿を消し、大江香織も2回戦で敗退、唯一中田順子だけが、ベスト8に残った。
1回戦はオールスクェアで迎えた18番ホールをとっての1アップ勝ち。石川陽子との2回戦は、13、14番と連続して失ってオールスクェアに持ち込まれたが、ここからの二枚腰ゴルフで2&1の勝利をつかんだ。1、2回戦とも決め手になったのは、数ヶ月前からパッティング練習に採り入れたという独自の方法だった。
「普通は、カップに向かってボールを転がしていくのですが、もっと集中できるやり方はないかと考えて思いついた方法です。それは、グリーンにティを1本
刺して、それに当てる練習です。カップよりもずっと小さな目標なので、ラインの読みも、タッチもシビアになります」
1回戦の18番ホール、2回戦の16番ホール。ここぞというパッティングでは「いつも練習しているティに当てるつもりでやれば絶対に入る、と自分に言い聞かせて、そのつもりになってストロークしたら、念じたとおりに決まってくれました」
第4日は「気持が緩んだら負ける。絶対に負けないという強い気持で臨みます」。もちろん決め手は、ティに当てることをイメージしたパッティングだ。
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