第51回日本女子アマチュアゴルフ選手権競技は、第4日、準々決勝が行われた。
マッチ25の優勝候補、藤本麻子(山陽GC)は高校1年の木戸侑来(ロイヤルスターGC)との対戦。終始リードする形の藤本は、6番パー4でなんとセカンドショットを直接放り込みイーグルとすると、一気に4ホール連続で奪い、5アップと木戸を圧倒した。そのまま5&3で決着し、6度目の出場で初のベスト4入りを果たした。
準決勝、完全優勝を狙う藤本の対戦相手は、ダークホースとして一気に勝ち上がった柏原明日架(宮崎大淀CC)を大逆転で退けた東北の中田順子(小名浜CC)。
13歳4ヶ月での準決勝進出なるか。04年大会で宮里
美香が記録した14歳8ヶ月という最年少記録の更新が期待された柏原は、勢いのまま2アップでハーフターンをすると、そのまま16番ホールへ。誰もが柏原の記録達成を確信した。しかし、唯一の東北勢として1人奮闘する中田がそこから3連続ホールを奪い、大逆転で準決勝進出を決めた。
最後の日本女子アマで悲願の優勝を狙う藤本と、東北の期待を一身に背負う中田の対戦に注目が集まる。
なお、準決勝第2試合は、豊永志帆(熊本県協会)を下した07年度チャンピオンの綾田紘子(大宮国際CC)と、07年度日本ジュニアチャンピオン(12~14歳の部)野村敏京(ソウル明知高)との21ホールに及ぶ接戦を制した東香里(同志社大)の大学生対決となった。
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