【準決勝 マッチ30】○東香里 3&2 綾田紘子●
《前半は一進一退、後半は東の体力勝ち》
大学生同士の対決となったマッチ30。とったり、とられたり…で白熱の展開だった。
9ホールを終えて東の1アップでターンした10番、綾田が取り返してオールスクェアに。ところが、振り出しに戻ってからの綾田のドライバーショットが乱れ始めた。この大会、綾田は「ショットの調子が悪く、苦戦の連続でしたが、ドライバーショットだけは当たっていた」という。その頼みの綱のドライバーショットまで乱れては、ゲームの流れは一気に東に傾いていった。13番では東がピン奥3メートルにパーオンさせたのに対して綾田はグリーン右端に
乗せるのが精一杯の状況だった。そして、ここから3パットして東の1アップ。15番でも東のパーオンに対して綾田は左ラフを渡り歩き、ようやく4オン。しかも長いパットを残して、この段階でギブアップ。
16番でも綾田のショットは、右ラフから右斜面へと定まらず、ダブルボギーとなって万事休した。
<戦いを終えて…>
★東 香里「最後は、自分が体力勝負に勝ったという結果でした。ナショナルチームに入れて頂き、トレーニングをしてきたおかげだと思います。辛いトレーニングを続けてきた効果がでた。そういう実感があります。明日(決勝)は、同じナショナルチームのメンバーで高校の後輩でもある、あーちゃん(東は藤本麻子をこう呼ぶ。ちなみに藤本は東をカオリさんと呼ぶそうだ)との対決になりますが、二人で、いい試合をしたいと思います」
★綾田紘子「疲れました。後半はバタバタになってしまって、リズムもテンポもありませんでした。この大会は、ショットが思うようにいかず、不安を抱えながらのプレーでしたが、準決勝の後半になって、その不安が一気に露出してしまった感じです。今日は、早めに寝て、明日の3位決定戦は、もう少し内容のあるゴルフをしたいですね」
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