沖縄出身の富村真治(泉国際)の快進撃が止まらない。今日決まったベスト8のうち日本アマ初出場は5人。フレッシュな顔ぶれとなった日本アマを象徴するのが富村だ。ストロークプレーを2位で通過し、日本オープンへの切符を手に入れた富村は、この日もその勢いのままに、1回戦の加藤龍太郎(ザ・オークレット)を1up、2回戦では小川貴大(松山シーサイド)を3and2で下し、堂々のベスト8入りだ。
1回戦ではショットが曲がり、5番までで加藤に3upのリードを許すも、6番から3ホール連続で取り返し、オールスクウェアに。その後はともにハーフを続けて最終18番でパーをセーブした富村に軍配が上がった。「1回戦は、雨も
強くてプレーに丁寧さがなかった」と反省した富村。続く2回戦では、3番までで2upと試合を優位に進めると、4番から5ホール連続でupを奪う。9番ホールを小川にロングパットを決められ、良い流れが途切れると、続く10、11番と3連続でホールを落としたものの、その後は落ち着きを取り戻して小川を退けた。「ここまで納得がいくプレーが出来ています。マッチプレーは苦しいけれど、楽しいですね」と屈託なく笑う。
明日の準々決勝は、伊藤誠道とのマッチアップ。本選手権の台風の目となった富村が、この勢いのまま関東アマチャンピオンに挑む。
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