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競技報告
【準々決勝4試合目は、岩崎と久我の東北福祉大対決】
第3日 競技報告:JGA 写真:Gery Kobayashi
岩崎 誠
岩崎誠(泉国際)と久我悠太郎(新白河)は、ともに東北福祉大学の2年生。この2人が準々決勝であいまみえることとなった。

先に準々決勝進出を決めたのは岩崎。岩崎は、7月に韓国・済州島で開催されるネイバーズトロフィーチーム選手権の日本代表に選考されている大槻智春(千葉桜の里)を接戦の末2and1で下す。「大槻君との1回戦を勝利できたのが大きい」と勢いに乗って迎えた2回戦は、2004年の本選手権ランナーアップ伊藤涼太(鷹)とのマッチアップ。この2回戦は、伊藤に一度もリードを許さない万全の内容で、3and2。2人の強豪を退けてのベスト8入りは、賞賛に値する。「雨も小降りになった2回戦は、ドライバー
久我 悠太郎
の飛距離も出ていたし、ティーショットも曲がらなかったので、グリーンが狙いやすかった」と満面の笑み。

一方の久我は、両マッチとも苦しい試合展開を乗り切ってベスト8入りを果たした。1回戦の金浩延(宇都宮)は、前半で4upの大量リードを奪いながら、14番で1upまで差を縮められ、決着は最終18番にもつれ込まれた。この試合でなんとか勝利を収めた久我の2回戦の対戦相手は、Meen-Whee Kim(韓国)。

下馬評では韓国で行われた2度のセレクションを勝ち抜いて日本アマの特別承認の座を掴んだKimが有利ではないかと思われたこの試合でも久我は前半を終えて5upのリードを奪う。しかし、久我は、「1回戦でも後半に追い詰められた。特にKim選手は、絶対に後半は粘りをみせる。気を抜いてはいけない」と考えていた。そして、その考えは、当たっていた。Kimは、後半に入ると3ホールを奪い、その差を1uoまで縮める。17番では、ティーショットを左に曲げ、あわやOBかというミスショットで万事休すかと思われたが、そこから必死のパーセーブで勝負を最終18番まで持ち込んだ。勝負の流れはKimに傾いたかと思われたが、最後まで冷静なプレーを続けた久我は、最終ホールをわけて、1upで薄氷の勝利を掴んだ。

「今日は2試合とも最後までヒヤヒヤでした」勝利を決めた瞬間に久我は勝利の喜びとともに、安堵感に包まれていた。明日の対戦は大学で同期の岩崎。「知らない相手と対戦するよりも、プレーはしやすいと思う」という久我。2人は明日の対戦が決まると、がっちりと握手を交わして健闘を誓い合っていた。


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