最終ラウンドを首位でスタートした伊藤誠道(湘洋中2年)はこの日、3バーディー・4ボギーの1オーバーパー74と最後まで波に乗れず、通算2アンダーパーで2位に終わった。
今年、日本アマチュアゴルフ選手権競技ランナーアップの実績から優勝候補と目されていた伊藤が、最終ラウンドでよもやの逆転負けを喫した。優勝スコアは5アンダーパーと考えて「今日は69でいいかな」と思っていたのだが、「楽しめなかった。うまくいかなかった」と肩を落とした。
悔いの残るプレーが「7番と9番」という。7番(パー3)は7番ウッドで抑えて打ったが右のバンカーに入れてしまい、ボギー。さらに9番(パー4)では2オンしたもの、
3パットしてしまいボギー。この時点で通算2アンダーパーにスコアを落とし、首位をキープするものの、2位グループとの差は1打に縮まっていた。
「そんなに調子は悪くなかった」伊藤だが、バーディを獲れるものの「つまらないボギー」を叩いてしまい、「流れに乗れそうで乗れなかった」。そのため後半スコアを伸ばせず、ひとつ前の組で回る小西健太に逆転を許してしまった。
伊藤は「悔しいです」というものの、まだ藤沢市立湘洋中学校2年生なので、「まだ来年もチャンスがあるので」と気持ちを切り替えていた。
この悔しさをバネに、1年後さらに一回り大きくなって、霞ヶ関に戻ってきて欲しい。
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