「アテストで自分のスコアを数えるのに苦労しました」と苦笑いを見せた福田真未(沖学園高2年)。7バーディー・3ボギー・1ダブルボギーの出入りの激しいプレーなら、それも頷ける。
スタートは順調だった。出だしの10番で幸先よくバーディを決めると、続く11番では、7番ウッドのティーショットが「完璧な手ごたえ」で、20センチにつき、連続バーディ。その後も13、15番の2つのパー5でバーディを重ね、4アンダーパーまでスコアを伸ばして迎えた17番で躓いた。このホールティーショットを右ラフに打ち込んだ福田は、フライヤーを計算して1番手短いクラブを手にしたが、これが思ったようにいかず、グリーン手前のバンカ
ーの縁に。バンカーからの脱出に2打を要した福田は、このホールをダブルボギーとしてしまった。「正直、良い流れでプレーできていたので、17番で気落ちしてしまいました」と嘆く。
それでも後半に入ると、徐々に気持ちも盛り返し、5番終了時点まで1バーディ・1ボギーで凌いでいた福田。しかし、ここから一気に出入りが激しくなる。6番で20ヤードのアプローチを直接沈めると、続く7番も同じ距離のアプローチをカップに放り込み、2ホール連続のチップインバーディ。「ラッキーが2つ続いたので、最後までスコアを伸ばせると思っていた」福田の思惑とは裏腹だったのが、ドライバーの不調。8番では左の林、最終9番も右の池に打ち込むミスで、2ホール連続のボギーを叩いてしまった。
「今日の目標は70か69だった。前半は、それをクリアできる内容だったんだけど…特に最後の2ホールのティーショットのミスが悔しい」と、反省の弁。トップを走る森とは4打差をつけられているが、全国高等学校ゴルフ選手権も制して波に乗っている福田だけに、明日の猛チャージを期待したい。
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