2009年度(第63回)日本学生ゴルフ選手権競技が、明日25日いよいよ開幕する。
熱戦の舞台となるのは昭和39年に開場し、来年50周年を迎える歴史ある江戸崎カントリー倶楽部・東コース。2006年大会以来3年ぶりの開催となる。本選手権には、各地区学生連盟主催の地区学生上位成績者ら120名の出場が決定し、本日24日厳しい日差しの中、時折小雨もぱらつく不安定な天候の下、各選手が練習ラウンドを行った。
注目は、やはり先の日本アマチュアゴルフ選手権を制した宇佐美祐樹(3年)を筆頭に、昨年、関東学生に続いて日本学生制覇を制覇すると、その勢いのまま日本オープンローアマチュア獲得と、一気に才能を開
花させて今年ナショナルチーム入りを果たした大田和桂介(3年)、日本アマベスト32の小平智(2年)と大槻智春(2年)らを、キャプテンの伊藤勇気(4年)が率いる日本大学勢14名。
また、今年念願の関東学生を制し、先週の関西オープンでローアマチュアを獲得した実力者・藤本佳則(2年)、日本アマで初出場ながら4位入賞を果たし、一躍脚光を浴びた久我悠太郎(2年)、久我とともに4カ国チーム選手権で健闘を見せた富村真治(1年)らを有する東北福祉大学のメンバーも、120名中18名の参加と例年通り、多数の有望選手を揃えている。
今大会参加の30名の4年生の内、3年前の本選手権を経験しているのは僅かに7名。当時1年生ながら2位タイと前評判通りの鮮烈なデビューを果たした伊藤勇気は、今年に入り、関東アマでは伊藤誠道にプレーオフで破れ自らの持つ最年少優勝記録を更新され涙を飲むと、日本アマではまたもプレーオフでマッチプレー進出を逃し、先の関東学生ではマッチプレー1回戦での敗退と不本意な成績が続いているが、学生生活最後の今年、思い出のコースで有終の美を飾れるか。
更に、トップアマチュアの若年化が叫ばれる中にあってなお、白水将志(専修大2年)と、権藤紘太(名古屋商科大3年)を含む、実に11名が先の日本アマベスト32入りを果たしており、ハイレベルな戦いが期待される。
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